「せどり」に限らず何かしらビジネスを始める時って、資金や目標などいろんな事の準備をすると思いますが、その中にはご自身の作業環境なんていうのもあると思います。
例えばパソコンやプリンターなどは、高額だからこそ失敗したくないわけですが、かといってどんなものがあれば十分なのかってやってみないと分からない事だったりします。
こういう悩みって、それぞれの資金によるというのが結論になりがちですが、それにしたってある程度基準があったほうが選びやすいんですよね。
そこで今回は、「せどり」を始めるにあたって必要な道具についてまとめてみました。
目次
パソコンは何を選べば良いか
パソコンといってもwindowsやMacなど色々とあるわけですが、一番最初に選ぶなら断然windowsです。
理由は以下の通りです。
- Officeソフトの動作が軽い
- ブラウザの種類が多く軽い
Macユーザーの中には「OfficeはMac版もあるじゃない」という方もいらっしゃいますが、OfficeのソフトはWindowsとMacで出来る事が若干異なりますし、動作もWindowsのほうが軽い為使い勝手ではWindows版が勝ります。
また、電脳せどりで利用するブラウザもGoogleChromeやその類似のブラウザを利用する為、種類の豊富なWindowsのほうが、結果使い勝手がよくなるわけです。
見た目は確かにMacのほうが見た目もよく、キーボードなどの使い勝手もMacのほうが上ですが、上記の理由から「せどり」に使うのであればWindowsをおすすめします。
デスクトップとノートどちらがいいの?
今はノートパソコンの価格も大分下がっていますから、デスクトップよりは持ち運びの出来るノートパソコンを選ぶと後々便利です。
Amazonは24時間365日商品が売れていくので、年末年始やゴールデンウィークなどにお客様から連絡が来る場合もあるわけです。
そんな時、内容が些細なものであればスマホアプリを利用して対応すればよいのですが、要望されている内容によってはスマホでは対応しきれないこともあります。
せっかくの休み中に対応するなんて・・・と思うかもしれませんが、Amazonではお客様から連絡が来た後、24時間以内に回答をしなければならないというルールがあるため、出来るだけ早く対応しなければ対応が悪いセラーとしてAmazonからの評価が下がってしまいます。
ネットショップで購入されるお客様の為にも、持ち運びが可能なノートパソコンが良いのです。
パソコンのスペックは?
パソコンは、経理などの計算以外にも、ネットショップから商品を仕入れる「電脳せどり」などで利用します。
電脳せどりはインターネットブラウザを利用しますが、あまりにスペックが低いものだと動きが鈍く、商品リサーチに余計な時間が掛かります。
その為Windowsの場合、CPUはCorei5かCorei7、メモリは8GB以上で画面解像度が1,920×1,080以上の商品を選ぶと長く快適に使えると思います。
資金が無い時には中古を選ぶというのも一つの方法ですが、出来れば2年以内の商品を選びましょう。あまりに古いパソコンだと寿命が短いなどのリスクがあり、結果費用が掛かってしまうなんてこともあります。
どこで買うのがおすすめ?
例えばですが、マウスコンピューターは長野にあるPCメーカーですが、価格も手ごろでおおすすめです。
もしオフィスソフトをお持ちでないなら、オフィスソフトの付いているものを選ぶとよいでしょう。
楽天で購入すればポイントバックも受けられるため、直販ショップよりも楽天で購入したほうが安く購入できる場合があります。
他にも、僕がいつも利用しているのですが、台湾のAcerというメーカーがあります。
このメーカーは性能が良いのに安価で、使い心地もよくおすすめです。
その代わり、Officeソフトは別で購入する必要があります。
予算の関係で中古パソコンを選ぶ時にも、楽天は中古パソコンの専門ショップが充実していますので覗いてみてください。
プリンターは何を選ぶのが良いの?
プリンターはAmazonで販売する時だけでなく、ネットショップで商品を購入した際の領収書や宛名ラベルの印刷に利用します。
最近はコンビニのプリンターなどはSDカードが使えたり、スマートフォンからのプリントができたりと便利ですが、コンビニへ行く手間や枚数によってはプリンターを購入したほうが良いでしょう。
昨今ではインクジェットプリンターが1万円以下で出回っていますし、詰め替えインクを使うと1枚当たり1円強なのでコストを考えると安いのですが、あまりに安いインクジェットプリンターを使うと印刷までにものすごく時間が掛かります。
その為、僕個人としては時間的なコストも含め、全体的にコストパフォーマンスの高いモノクロレーザープリンターがお勧めです。
インクジェットプリンターもモノクロレーザープリンターも、やはり楽天がポイント還元率も高い為、結果安く購入できます。
特に楽天Bicは、楽天とは別に1割引分のポイントがもらえたり、朝注文すると早ければ当日に届く事もあり、使い勝手からみても良いショップだと思います。
モノクロレーザープリンターの機種やメーカーは?
レーザープリンターというと、会社にあるようなプリンターを思い浮かべる方も多い為、高額なイメージがありますが、
下で紹介している商品のように、A4サイズまで印刷できて小型のタイプだと1万円を切る場合もあります。店頭などで見るとそこそこするのですが、これも楽天で買うと数%分ポイントバックされますし、さらにハピタス経由で購入すれば1%のポイントバックを受けられます。
上手に買う事で初期コストを下げていくことができますので購入を検討している方はこれで良いかと思います。
「せどり」は、毎月の領収書や確定申告などで色々な書類を大量に印刷しますので、印刷する時間という負担を考えると、モノクロレーザープリンターは導入して損は無いと思います。
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段ボール箱は何を買えばいいの?
段ボール箱は、AmazonへFBA用に商品を納品する時や、お客様へ直接商品を発送する際に必要となります。
特にお客様へ直接発送する際には、新品の段ボール箱を使わないとクレームが来ることもありますので、出来るだけ新品の段ボール箱を用意しておきたいものです。
「せどり」を始めたばかりであれば、ダイソーなどの100円ショップや、パッケージプラザ、ホームセンターなどで都度購入をすればよいと思いますが、ある程度慣れてきて発送するサイズが決まってきたら、まとめて購入したほうが安くなる場合があります。
Amazonへ商品を発送する際の段ボールサイズ
Amazonへ商品を発送する際の段ボールは、大体120~160サイズのものを利用します。
120とか160とか言われてもピンとこないとおもいますが、縦横高さの合計のことです。簡単に言えば大きくて商品が沢山入る段ボールです。
昨今はどの運送会社も送料が非常に高く、Amazonへ1箱配送するだけで1400円~2000円位の費用が掛かります。
それだけ多くの費用をかけるのですから、出来るだけ多く商品を入れて発送したほうがコストは安く済みます。
その為、最初の頃は140サイズ、慣れてきたら160サイズの段ボールを用意しておくとよいでしょう。
Amazonに送るのに新品段ボールは必要?
たまに「Amazonに送るのに新品段ボールは必要なのか」という質問を頂きます。
たしかにAmazonの倉庫に納品するだけであれば、中身の商品がちゃんとしていれば問題ありませんので、薬局などで大きな段ボールを貰えばいいんじゃないかという方もいますが、
僕個人としては、資金が厳しい時ならいざしらず、慣れてきてある程度コストをかけられるようになったら、新品の段ボールを使ったほうが良いのではと思います。
というのも、「せどり」は個人間で不用品を販売するような取引ではなく、Amazonのような企業に委託してプロとしてお客様へ商品を販売する商売だからです。
プロとして商売をするわけですから、委託するAmazonに対してもしっかり対応をしていきたい所です。
また、薬局も常に大きな段ボールがあるわけではありません。段ボールが無ければAmazonへ納品する事ができません。結果納品するまでに時間がかかり、仕入れた商品を現金化するタイミングが遅れる事だってありえます。
販売チャンスを逃さない為にも、ある程度の段ボールは用意しておくべきでしょう。
大きめの段ボールを買うならココがおすすめ
120~160サイズの段ボールはホームセンターなどにも売っていますが、1個280円~340円位と少々高めですが、ネットで購入する事で安く買う事ができます。
ですが、ネットで買うといってもサイズによっては単価が上がってしまう場合がある為、サイズによって上手に購入する事が重要です。
たとえば120サイズの段ボールを買うなら、ダンボールワンなら142円から買う事ができます。
140サイズと160サイズの段ボールは、楽天のロジマートがポイント還元もつく為、ダンボールワンよりも安く買えます。
ロジマートは毎月1日に5%の楽天ポイント還元があるのでそのタイミングで購入するか、楽天セールで買うと、さらに安く購入する事ができます。
このように、一つのショップで買うのではなく、安いときに安いショップで買う事でコストを圧縮する事ができますので、参考にしてみてください。
ロジマートを利用するときの注意点
ロジマートは10枚単位で安く段ボールを購入する事ができますが、その代わりに法人限定で販売されているパターンが多くあります。
これだと「法人じゃないと買えないのか・・・」と思われる方も多いと思いますが心配いりません。
ロジマートで法人専用の段ボールを購入する場合には屋号が記入出来れば問題ありませんので、あなたのショップの屋号(名前)を書いて申し込みましょう。
購入画面を進めていくと、以下のように屋号を記載する箇所がありますので、そちらへ入力してください。
とはいえ・・・屋号だけ書いても届くのは自宅という場合が多いため、屋号を自宅に掲げていない場合には、配送会社さんが困ってしまいます。
ですので屋号とあわせて担当者名(あなたのお名前)を書くようにすればOKです。
いわゆるプチプチなどの緩衝材はここがおすすめ
製品の箱に気を使うフィギュアなどのホビー製品や、段ボールの商品の隙間を埋める為に使う緩衝材は、Amazonの梱包要件にも記されているように、配送中に商品が傷まないようにする為に必要です。
配送中に商品の箱がへこんだり、傷がついたりするような事があると、Amazonから納品が出来ないと言われたり、お客様からクレームが来ることもあります。
出来ればプチプチ(エアキャップ)と緩衝材用の白紙新聞紙は手元に用意しておくとよいでしょう。
僕がいつも利用しているプチプチはこちら
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緩衝材用の紙は、商品と商品の隙間などにくしゃくしゃにして詰めます。
クッション材はそれなりにコストがかかるため、ちょっとした隙間に詰めるのであればこのほうがコスパが良くてお勧めです。
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これもなんだかんだで楽天が安いため、必要に応じて購入するとよいでしょう。
ラベルシールは何よりも必要
ラベルシールとは、Amazon倉庫に商品を納品するときに、それぞれの商品に張り付けるバーコードの事です。
僕の周りにも聞いてみたのですが、印刷時の印刷ズレの少なさから24面のラベルシールを使う方が多いようです。
このバーコードは、通常の紙にプリントアウトしてテープで張り付ける事もできますが、Amazonにシール型になっているものが販売されていますので、そちらを購入するとよいでしょう。
僕がいつも使っているものはA-One製の100枚入りのラベルシールなのですが、使い勝手がよく気に入っています。
時々Amazonのクーポンで5%オフになっていますので、そのタイミングを狙うと安く購入できます。
エーワン 出品者向けFBAラベル
きれいにはがせるタイプ 24面 100枚
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は「せどり」で利用する道具について、これは最低限必要だろうというものをまとめてみました。
紹介したもの以外でも、段ボールを止めるテープやビニール紐、印刷用紙、マジックペン、印鑑なども必要になります。
当然仕事で使う道具ですので、これらは経費として落とせるわけですが、結局は自分の財布の中から出すわけですので費用は掛かるわけです。
その点も含めて資金を考えておくとよいと思います。
悩みを誰にも相談できない方は、タムラに相談してみませんか? 実際に僕が経験してきたことを踏まえて、できる限りのアドバイスをさせていただきたいと思っています。 |