せどりは「安く買って高く売る」だけのシンプルなビジネスですので、Amazonに限らずヤフオクやメルカリ・ラクマなど数多くの販路があります。
どこで販売しても利益が出れば問題無いわけですが、せどり・転売で収入を得ている方々の多くはAmazonで販売しています。
もちろん僕もAmazonで販売をしているわけですが、なぜこんなに利用されているのでしょうか?
今回はその理由についてまとめました。
目次
圧倒的な集客力
Amazonは世界15ヵ国に展開するアメリカ発祥のネットショップで、元は本のネットショップでした。
現在では本に限らずホビーや家電・衣類など、幅広い商品を取り扱うサービスとして定着しており、日本での2018年度の売上高は約1.5兆円と前年比15%の勢いで伸びています。
毎年プラス成長をしている要因は、圧倒的な集客力と顧客の囲い込みです。
会員数300万人以上を誇るAmazonプライム
Amazonには「Amazonプライム」という月額400円の有料会員制度があります。
通常、楽天やヤフーなどでは商品代金と送料は別なのですが、Amazonプライムは一部の商品を除いて、いくつ購入しても全ての送料が無料になり、一部の地域(北海道や沖縄などの離島)以外であれば、大体の場合は翌日、遅くても翌々日には商品が届く「お急ぎ便」というサービスを提供してます。
他にも、アニメや映画などの多くを無料で視聴できるプライムビデオや、音楽が無料で聞けるAmazonミュージックなど、他の有料サービスに匹敵するサービスを提供しながら月額400円という安さから、2017年の時点で月額会員数は300万人を超える顧客を獲得しているのです。
カタログ方式による販売のしやすさ
楽天やヤフーオークションなどのネットショップは、それぞれのショップが商品ページを作って販売する必要がありますが、Amazonは一つの商品ページに販売者が出品するカタログ方式という仕組みになっています。
その為、販売者が商品ページをいちいち作る必要がなく、出品も非常に簡単なのです。
Amazonで出品出来ない商品(一部)
Amazonには28種類のカテゴリが存在します。基本的に殆どのカテゴリで出品が可能ですが、一部の商品カテゴリやブランドについては販売出来ない場合があります。
例えば、新しく作成されたAmazon販売アカウントの場合、ミュージックカテゴリについては、新品・中古含めて出品が出来ません。(2019年2月時点)ただし、一定の条件を満たした時には出品が出来る場合があります。
ほかにもWindowsソフトやApple製品、法律上許可が必要な商品(医薬品や酒類など)については出品が出来ない場合があります。
こちらのページに出品出来る商品のジャンルや、出品できる状態について説明がありますので、併せて参考にしてみてください。
休日でも発送してくれるFBA
Amazonは顧客の囲い込みや出品ジャンルの多さもウリですが、販売者にとってもう一つ重要なサービスを提供しています。
Amazonから購入されるお客様は、「Amazon=商品がすぐ届く」と思っている方が多い為、自己発送の販売者にも同じサービスを期待します。
ネットショップは土日祝関係なく24時間いつでも注文が出来ますので、取り扱う商品が増えてくると休む暇がなくなりますよね。
そんな悩みを解決してくれるのがFBA(フルフィルメントbyAmazon)です。
Amazon最大の特徴FBA
せどりをした商品をAmazonで販売する場合、お客様へ発送する方法には大きく分けて二つの方法があります。
一つは注文が入った後に自社や自宅から発送する「自己発送」、もう一つは「FBA発送」です。
FBA発送って何かというと、一言でいえばアウトソーシングです。
通常ネットショップで商品を販売するときには、注文確認・出荷準備・発送処理・質問・返品など、ネットショップのシステムで出来ない事は全て販売者自身が行わなければなりません。
でもFBAを利用すると、全国に18箇所あるAmazonの物流倉庫へ商品を預けるだけで、注文処理から出荷・配送・返品・その間の顧客サポートまで、すべてAmazonが行ってくれるのです。
直接お金を生まない作業はアウトソーシングしよう
物販で利益を得る為に大切な事は、利益を出す作業にどれだけ時間を割けるかです。
注文確認や発送処理などの作業は、必要な作業であってもそれ自体が利益を生む作業ではありません。
せどりで大きく利益を出すには、そういった必要だけど直接利益を出さない作業をどれだけ手離れさせるかが課題となってきます。
その意味でFBAは、非常に価値の高いサービスと言えます。
優秀な分析ツールがAmazonを丸裸に
せどりをする上で安く買う事の次に重要なのが、どれだけ早く売り切って利益にするかです。
たとえどんなに安く商品を仕入れられたとしても、その商品が全く売れない商品であれば意味がありません。
Amazonは、外部企業に数多くのデータを提供していることもあり、優秀な商品分析ツールが多数存在します。
その中でも、せどりをする人が良く利用しているのがモノレートというツールです。
有効な販売分析ツール「モノレート」
モノレートはAmazonで販売されている商品の売れ行きをほぼ毎日追跡し、誰でもわかるように数値・グラフ化してくれている無料ツールです。
下の画像のように、新品・中古品などの販売価格推移や出品者数、現在のAmazon上のランキングを視覚的に確認できるほか、出品者の増減や月刊販売個数などの目安を知る事ができます。
この商品分析ツールの存在が、Amazonを販売先としたせどりが人気の理由です。
モノレート以外にもkeepaなど色々なツールがありますが、まずはモノレートの分析力をつけるのが一番だと思います。
最後に
スマホなどでポチッと注文するだけで自宅まで届けてくれるインターネットショッピングは、現代の日本人にとってすでに欠かせないものです。そしてその傾向はこれからさらに大きくなることでしょう。
中でもAmazonは、圧倒的な集客力と販売力、販売者へのサポート体制から商品分析に至るまで、あらゆる面で他の販路を上回っています。
その意味で、せどりが初めてという方の販路として、とてもお勧めできます。
悩みを誰にも相談できない方は、タムラに相談してみませんか? 実際に僕が経験してきたことを踏まえて、できる限りのアドバイスをさせていただきたいと思っています。 |